ATFについて
ATFについて。
オートマオイルって難しいんです。。。
それぞれのメーカーで純正のATFがあり、
車種、年式等で、純正フルードの規格が変更されています。
また、変速機にも大きく種類があります。
- 従来通りのトルクコンバーター式のAT
- トルクコンバーターつきベルト駆動のCVT
- 2ペダルマニュアルと呼ばれるVWのDSGなど
- プリウスなどの遊星ギア式のCVT
- 古いスバルの電磁クラッチ付きCVT
などなど。。。。
交換方法もそれぞれ違います。。。
誰が何のためにこんなに複雑にしたんだ?って思うほど
意地悪な作りになってきてます。(それをなんとかするのが仕事なんですが。。。)
作業方法は資料を取り寄せ、車両診断機を使い、
経験を積んできている国産車、輸入車共に交換は問題はないのですが、
問題は【ATF,CVTF DSGFなどの選定】です。
サニーデイオートサービスでは汎用性が有り、
高性能なフルードを取り扱うようにしています!
エンジンオイル程頻繁に交換しないので、《上質なフルード》がオススメです。
(※推奨は2年、もしくは2万キロごとです。)
質の良い高性能なフルードのメリットは
★寿命が長い。
★熱が入っても劣化を起こし難い。
★変速がスムーズ。
★ダイレクトにトルクがタイヤに伝わるので、力強い走りになる。
★伝達効率が上がるので、燃費が良くなる。
★ノイズが減る
★変速機の予防整備になる。
エンジンオイルと一緒で、どれだけ【油膜が強いか】と、
【熱が入った時の熱ダレを起こさないか】が、肝です!!!
交換作業の流れは、
■車両のATFクーラーがラジエターにある場合
1、オイルクーラーまでのホースを外し、トルコン太郎(チェンジャー)を
システム内に割り込ませるように繋ぎます。(人で言う人工透析)
2、それから、エンジンを始動させ、ATFを太郎を介して循環させます。
すると、真ん中のフィルタ部がガラスになっているので、
内部のフルードの状態が見れます。
真っ黒く汚れていたり、鉄粉が舞ってねずみ色に見えたりするので、
状態を見ながら交換をします。
エンジンオイル交換と違い、抜いた分だけ入れても全然ダメなんです。
内部構造が半端なく複雑な油圧回路の為、
全てを綺麗に抜くという事が不可能なんです。。。
古いフルードを抜きながら新しいフルードを入れて、
どんどん新しいフルードと古いフルードを混ぜながら綺麗にしていきます。
なので、新しいもドンドン捨てていきます。。。
交換費用を抑えるために、最初のプレ洗浄には洗い油として、
安価で汎用性の高いスーパーコーストを使用しています。
(アメリカ製のベースは鉱物油。CVFにも対応)
3、中のフルードがある程度綺麗になったら、ATオイルパンを外し、内部をパーツクリーナーで綺麗に洗浄
ストレーナを交換し、全てを組み上げて、仕上げ油として、高性能なATFを充填していきます。
その後、添加剤のSOD-1+を添加し、油量を調整します。
お時間のある方や、気になって仕方がない方は
交換作業に立ち会われると面白いと思います!
綺麗になって行く様子を見るのは非常に気持ちいいですよ!
サニーデイ 田中おすすめの
▼フルード別の性能向上を下にまとめました▼
★スーパーコーストプレミアム
アメリカ製の鉱物油がベース。
殆どのAT、CVTに対応。
性能アップを特に拘らないなら十分な性能!
(主にプレ洗浄で使用しています)
¥1,000/1L
★MeisterGX(日本製)
アメリカのアマリとフランスのヤッコの良い所採りのフルードです。
熱に強く、フィーリングも良くなります。
費用対効果で一番のお気に入りです。
AT,CVTに対応
国産車にオススメ
¥2,000/1L
★MeisterGX100
GXグレードアップバージョン!
AT、CVT DSGに対応。
ダイレクト感がすごく良くなります。
熱がこもりやすい輸入車にオススメ。
¥4,150/1L(この価格でも、輸入車の純正ATFより安い!って事もあります。質が最高で安い!)
★ニューテックNC-65
MeisterGX100と同じカテゴリーに入るニューテックの《最高峰のフルード》です。
AT,CVT、DSGに対応
¥3,500/1L
(個人的にはMeisterGX100の方がフィーリングが好きです。)
★ガルフCVTF
CVT専用の部分合成油
CVTはATに比べせん断安定性と高い摩耗係数、そして高温に晒されるので、
耐熱性、酸化安定性が重要になってきます。
CVT専用で、高性能でリーズナブル!
¥1,500/1L
(軽自動車等小型車のCVTは燃費向上を狙って、金属ベルトに余裕が無い為、摩耗が激しいです。
2年毎の交換を強くオススメします。)
★ロイヤルパープル シンクロマックス
DSG、2ペダルマニュアル用フルード
¥4,150円/1Q
古いAT車には古い規格に対応したものだったり、
クルマ、ヒト、使い方、予算などを熟考して、交換作業を行なっています。
★添加剤 SOD-1plus
変速機のフルード交換には必須の添加剤です。
フルードの質を落としてでも添加しています。
油膜が強くなり、金属や、クラッチ、ブレーキの摩耗を抑制してくれます。
酸化還元作用もあるので、ゆっくりと内部を綺麗にしてくれます。
オイルシールを復活させる作用もあるので、内部リークなどにも
効果があります。
ATは変速ショックをほとんど感じなくなる車両もあります。
サニーデイ では、作業方法などは資料を取り寄せ、車両診断機を使い、
経験を積んできている国産車、輸入車共に交換技術に自信があります!
ATFの交換作業は俗説?
「過走行車は交換すると壊れる」なんて言われてはいますが、
正しい知識、作業、フルード、添加剤を使えばそんな事はありません!!
かなりの数の車のATFを交換作業してきましたが、交換後不具合が出たのは3台だけです。
その3台も交換前から酷い症状が出ていたので、変速ショックが大きすぎる、シフトのタイムラグが有りすぎる、内部から何かの部品がゴロゴロ出てくるなどでした。
リスクが無いわけでは無いので絶対とは言いけれませんが、
交換しないより交換した方が良い!と考えています。
30万キロオーバー、50万キロオーバーの車両でも不具合は出ていません。
むしろ、調子が良くなってます!
ATF交換を検討されている方は、ぜひご相談ください!
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