ATFについて

ATFについて。

オートマオイルって難しいんです。。。

それぞれのメーカーで純正のATFがあり、

車種、年式等で、純正フルードの規格が変更されています。

また、変速機にも大きく種類があります。

  1. 従来通りのトルクコンバーター式のAT
  2. トルクコンバーターつきベルト駆動のCVT
  3. 2ペダルマニュアルと呼ばれるVWのDSGなど
  4. プリウスなどの遊星ギア式のCVT
  5. 古いスバルの電磁クラッチ付きCVT

などなど。。。。

交換方法もそれぞれ違います。。。

誰が何のためにこんなに複雑にしたんだ?って思うほど

意地悪な作りになってきてます。(それをなんとかするのが仕事なんですが。。。)

作業方法は資料を取り寄せ、車両診断機を使い、

経験を積んできている国産車、輸入車共に交換は問題はないのですが、

問題は【ATF,CVTF DSGFなどの選定】です。

サニーデイオートサービスでは汎用性が有り、

高性能なフルードを取り扱うようにしています!

エンジンオイル程頻繁に交換しないので、《上質なフルード》がオススメです。

(※推奨は2年、もしくは2万キロごとです。)

質の良い高性能なフルードのメリットは

★寿命が長い。

★熱が入っても劣化を起こし難い。

★変速がスムーズ。

★ダイレクトにトルクがタイヤに伝わるので、力強い走りになる。

★伝達効率が上がるので、燃費が良くなる。

★ノイズが減る

★変速機の予防整備になる。

エンジンオイルと一緒で、どれだけ【油膜が強いか】と、

【熱が入った時の熱ダレを起こさないか】が、肝です!!!

交換作業の流れは、

■車両のATFクーラーがラジエターにある場合

1、オイルクーラーまでのホースを外し、トルコン太郎(チェンジャー)を

システム内に割り込ませるように繋ぎます。(人で言う人工透析)

2、それから、エンジンを始動させ、ATFを太郎を介して循環させます。

すると、真ん中のフィルタ部がガラスになっているので、

内部のフルードの状態が見れます。

真っ黒く汚れていたり、鉄粉が舞ってねずみ色に見えたりするので、

状態を見ながら交換をします。

エンジンオイル交換と違い、抜いた分だけ入れても全然ダメなんです。

内部構造が半端なく複雑な油圧回路の為、

全てを綺麗に抜くという事が不可能なんです。。。

古いフルードを抜きながら新しいフルードを入れて、

どんどん新しいフルードと古いフルードを混ぜながら綺麗にしていきます。

なので、新しいもドンドン捨てていきます。。。

交換費用を抑えるために、最初のプレ洗浄には洗い油として、

安価で汎用性の高いスーパーコーストを使用しています。

(アメリカ製のベースは鉱物油。CVFにも対応)

3、中のフルードがある程度綺麗になったら、ATオイルパンを外し、内部をパーツクリーナーで綺麗に洗浄

ストレーナを交換し、全てを組み上げて、仕上げ油として、高性能なATFを充填していきます。

その後、添加剤のSOD-1+を添加し、油量を調整します。

お時間のある方や、気になって仕方がない方は

交換作業に立ち会われると面白いと思います!

綺麗になって行く様子を見るのは非常に気持ちいいですよ!

サニーデイ 田中おすすめの

▼フルード別の性能向上を下にまとめました▼

★スーパーコーストプレミアム

アメリカ製の鉱物油がベース。

殆どのAT、CVTに対応。

性能アップを特に拘らないなら十分な性能!

(主にプレ洗浄で使用しています)

¥1,000/1L

★MeisterGX(日本製)

アメリカのアマリとフランスのヤッコの良い所採りのフルードです。

熱に強く、フィーリングも良くなります。

費用対効果で一番のお気に入りです。

AT,CVTに対応

国産車にオススメ

¥2,000/1L

★MeisterGX100

GXグレードアップバージョン!

AT、CVT DSGに対応。

ダイレクト感がすごく良くなります。

熱がこもりやすい輸入車にオススメ。

¥4,150/1L(この価格でも、輸入車の純正ATFより安い!って事もあります。質が最高で安い!)

★ニューテックNC-65

MeisterGX100と同じカテゴリーに入るニューテックの《最高峰のフルード》です。

AT,CVT、DSGに対応

¥3,500/1L

(個人的にはMeisterGX100の方がフィーリングが好きです。)

★ガルフCVTF

CVT専用の部分合成油

CVTはATに比べせん断安定性と高い摩耗係数、そして高温に晒されるので、

耐熱性、酸化安定性が重要になってきます。

CVT専用で、高性能でリーズナブル!

¥1,500/1L

(軽自動車等小型車のCVTは燃費向上を狙って、金属ベルトに余裕が無い為、摩耗が激しいです。

2年毎の交換を強くオススメします。)

★ロイヤルパープル シンクロマックス

DSG、2ペダルマニュアル用フルード

¥4,150円/1Q

古いAT車には古い規格に対応したものだったり、

クルマ、ヒト、使い方、予算などを熟考して、交換作業を行なっています。

★添加剤 SOD-1plus

変速機のフルード交換には必須の添加剤です。

フルードの質を落としてでも添加しています。

油膜が強くなり、金属や、クラッチ、ブレーキの摩耗を抑制してくれます。

酸化還元作用もあるので、ゆっくりと内部を綺麗にしてくれます。

オイルシールを復活させる作用もあるので、内部リークなどにも

効果があります。

ATは変速ショックをほとんど感じなくなる車両もあります。

サニーデイ では、作業方法などは資料を取り寄せ、車両診断機を使い、

経験を積んできている国産車、輸入車共に交換技術に自信があります!

ATFの交換作業は俗説?

「過走行車は交換すると壊れる」なんて言われてはいますが、

正しい知識、作業、フルード、添加剤を使えばそんな事はありません!!

かなりの数の車のATFを交換作業してきましたが、交換後不具合が出たのは3台だけです。

その3台も交換前から酷い症状が出ていたので、変速ショックが大きすぎる、シフトのタイムラグが有りすぎる、内部から何かの部品がゴロゴロ出てくるなどでした。

リスクが無いわけでは無いので絶対とは言いけれませんが、

交換しないより交換した方が良い!と考えています。

30万キロオーバー、50万キロオーバーの車両でも不具合は出ていません。

むしろ、調子が良くなってます!

ATF交換を検討されている方は、ぜひご相談ください!

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